2007年10月18日木曜日

ワン・ポイント・アドバイス
「賢い」訴訟管理  その9

8. 仲裁人選びは慎重に

示談における仲裁人の役割は思いのほか大きい。有能な仲裁人により早期に事件を解決すれば、その分の訴訟費用を節減できるが、経験の浅い仲裁人やあまり有能でない仲裁人に事件を委ねると、解決への期間が長引くだけでなく、逃げ場だらけの示談になる恐れがある。
例えば、多くの企業はクレーム内容及び示談金もしくは示談事実の存在そのものを公表しないよう希望するものだが、これを示談条件として盛り込むには示談成立前にその旨明示することが求められている。 しかし、このような基本的なことでさえやり残す新米仲裁人もいるのだ。また、示談の最終段階においてその内容をより有利なものにするためこちらの手の内を明かすことがあるが、仲裁人の裁量不足により最後の最後で示談が成立せず、裁判へもつれ込むんだ場合、これにより立場が弱くなることも考えられる。

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